ITJ

トレイルランニング

ITJ(IZU Trail Journy)71.7km完走しました!

西伊豆は松崎から修善寺まで

ITJは寒さとの勝負!と色々な記事や出場経験者から聞いており、防寒対策はこれでもか!という程色々なものを持って行った。

蓋を開けてみると今までのITJで最高のコンディション!とのこと。晴れ男の本領発揮です。

ボランティアで参加する友人の車に乗せてもらい、西伊豆は松崎までのドライブ。いつもはバスや電車に揺られ、少し疲れて前泊の宿に到着する。
今回は車の助手席に乗っての会場入りです。

前日の装備チェックと受付を済ませ、goodrのサングラスをGETし、ブリーフィングを済ませ宿に到着したまでは良かったものの。。。

だいたい相部屋になるのですが、いつも100%イビキにやられるのだ。今回も例外なく。だけど文句は言わない、誰が悪い訳ではない。
耳栓すると朝の間覚ましに気が付かないかも・・・と気になって。イビキが止まったら止まったで逆に気になってします。

みんなで20:00に寝たつもりなのですが、私が寝たのは恐らく23:00過ぎ。そして3:00起床。
天気は良さそうだ、じゃあ何を持っていく?自問自答が続く。なるべく荷物は軽くしたい。食料、水の量、防寒グッズ。さあ、どうする、オレ!

朝食を食べて4:40のバスで会場へ。会場にはすでに多くの選手が集まっていた。トイレには長蛇の列。特に大小をしたい訳ではないが、今のうちにトイレに並んでおく。並んでいる間にしたくなる可能性がある。レース途中にはあまり行きたくない。レース前のこの自分との戦いが嫌いではない。

6:00スタート。以前ならストレッチを入念にやっていたが、どうやらそんなにやらなくてもいい!という記事を読み最近では最低限の準備運動しかしていない。

寒くない。North Faceの上下を着てスタートしたが、数kmで下を脱いだ。
最初の上りで渋滞になる。上りの渋滞は大歓迎、そもそも走って上るつもりはない。
今回は走れるところはしっかり走ろう作戦。上りも自分なりに許せる上りは走ってみる。チャレンジだ。

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そんなことを考えているといつの間にチェックポイント。制限時間より2時間も早く到着している、速すぎる。ペースを落とさねば70kmもたない。
身体の調子がいい。大丈夫か、大丈夫かと自分に言い聞かせながら走る、走る。

友人がボランティアをしているエイドステーションに到着する。約25km。
友人がドリンクを配っている。別に待ってもらってる訳ではないけど、何となく会えてうれしい。
次もどこかで待っててくれるそうだ。

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西伊豆の景色が素晴らしかった。アップダウンを繰り返し、特に上り階段がキツかった。一段一段が高い。。。上って上ってさらに上る。周りの選手と一緒に苦笑いをする。遠くの山の高いところに走っている人を見る。「あそこまで行くのかよ・・・」とまた苦笑い。

身体の調子はいい。ゼリーを食べる。数km毎にゼリーを食べる。自分を見つめる。止まる。休むことを決める。
走っていると休むことはとても勇気がいる。特に体の調子が良いと止まることに躊躇する。景色が良いと写真を撮ろうと止まることにも少し勇気がいる。
でもここはマインドフルネス。

今の自分に集中して、自分に聞いてみる。大丈夫か?腹減ってるか?喉は?行けるか?

妻のファインプレー

今回、妻に助けられたことがある。
50km付近の上り階段。周りはだんだん暗くなってくる。お腹が空いてくる。エイドステーションはまだだ。食料もゼリーが数個しかない。もつか?

「ヤバい」ハンガーノックか。お腹が空くと急に動けなくなる。急な上り階段の途中。どうした、オレ。足が止まる。上まで行ったら休もう。バッグの中を全部出してみよう。何かがあったらラッキーだ。アンパンも全て食べてしまったなぁ。

上部へ到着。座る。ライトをつける。ザックを下す。ここで何もなかったらアウトだ。すがる思いでザックを開けた。
入っているものを全部出す。

マンガみたいなことが起きる。ザックを逆さにして降ってみると、最後にポロっと落ちたものがある。

「柿ピー」だった!

これは家を出る時に妻が「柿ピー持ってけば?」と持たせてくれたもの。まあ今朝ザックに入れたのは私なんだけど、持たせてくれなかったらそもそも入っていなかった宝物だ。

「完走できる!」生き返る。まさに生き返るとはこのことだ。階段を上がってくる人たちが通り過ぎていく横で、私は柿ピーをむさぼり食う。
残りをポケットに入れてさあ出発。水を得た魚だ。

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ぐんぐんペースが上がる。景色を楽しむ。エイドのボランティアを終えた友人が最終エイドで待っててくれた。「帰りも乗せていくよ。ゴールで待ってるよ。」
その一言がとっても嬉しかった。

おっさんが待ってても、待ってる人がいるのはとっても嬉しいものだ。
私はいつも一人で参加するので、基本的に待っててくれる人はいない。初めての経験かもしれない。おっさんでも待っててくれる人がいるのは嬉しいのだ。

身体は調子いい。どこも痛くない。行ける。柿ピーと友人のお陰かもしれない。

走れる。上れる。下れる。それからあまり休むことなく、ゴールまでの下りと温泉街の景色を楽しんだ。
ゴールの明かりが見える。歓声が聞こえる。ゴールアナウンス。

ゴールテープを切る。71.7km。13時間17分。制限時間が14時間なのでまあまあだ。
それよりも、どこも痛くなく、疲れもなくとても気持ちよく走れたことが自信になった。これで4pt獲得。

レースの数日前までは不安でしかなった71km。私にとっては昨年の房総横断68kmを超える最長レースになった。レース当日のスタート前は何故か根拠のない自信があった。走れる。

ゴールしている自分を思い浮かべる。
完走したよ!と家に帰る自分が想像できる。

トレイルランニングの良いところ。自分を見つめ直せること。自問自答を繰り返すこと。競わない勇気。休む勇気を試されること。

そして自分に勝つこと。それが次の何かのためになること。

それを知ると病みつきになるんだなぁ。トレイルランニングって。

さて、2019年5月は100km挑戦が待っている。

やってやるよ!

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