お父さん、皿を割ったことはありますか?
私、本日夕食後の皿洗いをしていた時にマグカップを割ってしまいました。
コンランのマグカップ。まあ誰かの結婚式の引き出物なので私が買ったわけではないのですが。。。
「ヤバい!」と思った時、近くにいた愛しい妻がこんな言葉を発しました。
大丈夫。皿やコップを割るのは食器を洗う人の特権
感動した!
このありがたいお言葉をいただいた時、2つのことが頭に浮かびました。
1)お父さんの手伝いを「違う、そうじゃない!」と注意するお母さん
ちょうど昨日、動画のカット割りの話である動画のサンプルを出したのですが、その動画中に旦那さんが色々お手伝いする度に「そうじゃない、いい、私がやる!」と毎回お父さんに軽いジャブを打つシーンがあります。
気持ちは分かるんです。お母さんのイラつく気持ちはよーく分かります。
なのでお母さんが悪いとか、そういうこと言っちゃダメって言ってる訳ではございません。
お父さんも大人ですから、そこはご夫婦のさじ加減にお任せいたします。どうぞお父さんを鍛えてあげてください!
・汚い食器を洗う用のスポンジで洗う
・カーペットの裏も掃除機をかけたか確認する
・洗濯物の干し方に意見する
良くある話ですね。この動画を観た時に「分かるわぁ」と笑ってしまったのが正直なところです。
2)子供たちを怒鳴りつける少年サッカーコーチ
私は数年前まで少年サッカーコーチをやらせてもらっておりました。
「グランド上では子供たちを自立させる」
というコンセプトで私はほとんど子供達には指示を出しませんでした。
だってこっちだってサッカーを知っている訳でもプロでもない。サッカーが楽しい!ってことだけを伝えればよかったのです。
勝ち方や上手になる方法なんて知ってる訳がない。
試合に行くとベンチから子供たちを怒鳴りつけているコーチをよく目にしました。
子供たちはコーチの顔を見ながらサッカーをしている。
どっちのやり方がよいというものはありません。が、明らかにビクビクしながらサッカーをしている子供たちが意外と多かったのを記憶しております。
人をやる気にさせる言葉
上記2つを思った時、「皿を割るのは食器を洗っている人の特権」という妻の言葉はとても神ってるなと思った次第です。
・今後も皿を洗おうと思う。
・今後はもっと気をつけようと思う。(失敗してもいいのだと思う)
・妻をより信頼するようになる
これ、ホントに子供たちのコーチングに通じるものがあるんです。
何気ない言葉ですが、人に勇気を与え、失敗してもいいのだ、次チャレンジしよう、というとっても良い一言だと思いませんか?
お父さんや子供たちに怒鳴ってもダメです。次はしっかりやろうと思わせる魔法の言葉だけでよいのです。(たぶん)
皿を割るのは食器を洗っている人の特権。
いやー、今日はよく眠れそうだ。ありがとう。