「できる!」と決めれば壁を超え易くなるんだなぁ
中学生陸上男子3,000m。
全日本中学陸上(全中)に出場できるのは08:57まで。
それまで09:02~09:20を行ったり来たりしていた中学生たち。なかなか9分の壁を破れる子はいなかった。
ですが先日ある選手が高校生に交じって08:52をたたき出した。
Twitter上では「ついに!」という言葉が躍る。
恐らくみんな9:00を切る能力はあったのだ。
だけど9:00という感覚的な壁があったのかもしれない。
高校生に引っ張られたこともあり、今まで切れなかった9:00をあっけなく切った。
心を動かされたのはその他の中学生だろう。
きっと「次回はやってやる!」「俺にもだきるんだ」という気持ちになっただろう。
3人が全中標準記録を突破した!
そして全中行きを決める大会。先日08:52を出した子も含め3人が全中標準記録を切り08:55台でフィニッシュ。
もちろん切れば全中!という意気込みといつもより力がでたこともある。
だけど8:52を出されて「俺にもできる」と勇気づけられたことも大きな要因だと思う。
これが「決める」ことの大切さ。決めると未来が動く。ということなのだろう。
キミは、ロジャー・バニスターというイギリスの陸上選手を知っているかね?
世界中の陸上選手が「1マイル(1609メートル)」で4分を切るのは、誰にも不可能だと考えられていた」時代、1954年に人類ではじめて1マイル4分を切り、3分59秒4という記録を打ち立てた。
でも話はここで終わらない。なんと、ロジャー・バニスターが記録を打ち立ててからの1年の間に、23人もの選手が「1マイル4分を切る記録」を打ち立てたんだ。これは、どういうことを意味すると思う?つまりね、人間には「できないと思った未来はやってこない」し、「できると決めた未来はやってくる」ってことなんだよ。
これこそね、「できると決断」すれば、その未来は同時にでき上がり、それが未来から、近づいてくるということの証明だと思うんだよ。『大富豪からの手紙』 第2の手紙:【決断】より 本田健:著
このレースを観た後、大好きな本田健さんの本を思い出した。
そうだ。こういうことなんだ。
中学生からも色々教えてもらうことが多いんだなぁ。
今日は私は何を決めた?