お父さんコーチの責任は重いですよ。
今朝早朝、すぐそばにある公園を歩いていたのですが、公園に響き渡る怒鳴り声が聞こえてきました。
とても気持ちの良い天気だったのですが、その怒鳴り声で回りを歩いている人も苦笑。皆さんの爽やかな朝をぶっ潰すものでした。
小学校5、6年生の男の子がバットを振り、お父さんがボールを投げていました。
一球一球投げる度にに怒鳴り声が飛びます。
ああじゃない、こうじゃない、なんでできないんだ、だから打てないんだ、早くやれよ、構えろよ、お前のためにやってんのに。
そして仕舞に「中学入ったら野球やめろ」って声も聞こえました。
朝からとっても悲しくなりました。
何度そのお父さんのところへ行こうかと。
なので私はすぐそばでその様子を見ることにしました。
お父さんの声もだんだん小さくなった気がします。。。
お前のためにこんなに朝早くからやってやってるのに・・・
確かにお子さんのためなのかもしれません。
が、きっとそれは自分の息子をチームのレギュラー、いや将来プロ野球選手にしたいという自分の夢のためになのかもしれません。
私は少年サッカーのコーチをしていたことがあります。
試合に行くと色々なコーチを見ます。
私にも正解は分かりません。
怒鳴るコーチでも強いチームはあるかもしれません。
が、チームは選ぶことができます。
怒鳴られてもこのチームで頑張りたい!と思えればよいのですが残念ながら親は選ぶことができません。
私も含めて、親は子供のためにいいことをしているという錯覚に陥ることがあります。
私も正直そうでした。とっても反省してます。
なので今は子供のやっていることに一切口を出すことはありません。応援だけしてます。
子供はイキイキしてます。試合に負けようが先生に怒られようが私が起こられる訳ではないのです。
先ほどのお子さんも是非野球を楽しいと指導してくれるコーチの下で頑張ってほしいです。
お父さんの言う通り、中学校に行って野球をやめるのもいいでしょう。悲しむのは君のお父さんだ。
でも君は君の人生だ。お父さんの人生ではない。自由に生きていただきたい。
楽しいと思ってもらうこと
お父さんの役割は「野球は楽しい!」と思わせることではないでしょうか?
ボールがバットに当たった。スゲー!と一緒に喜ぶことではないでしょうか?
どうせお父さんだってプロじゃない。
中途半端に教えない方がいいんです。たぶん。お父さんの悪い癖ですよね。
今朝周りを歩いているおばちゃんが「あんな素人コーチにあんな風に教わっちゃうと子供もかわいそうねぇ」と言っていたのが印象的でした。。。
卵が先か鶏が先か。
楽しいからうまくなるのか、うまくなるから楽しいのか。
最初からうまいことはないので、きっと「楽しい」から入るのでしょう。
だとしたら何かに興味を持った子供に対してそれが楽しいことを伝えるのが親の役割ではないでしょうか?
子供の最初のコーチはお父さんお母さんです。
是非お子さんにそれが「楽しい」ことを教えてあげてください。親も一緒になって楽しんであげてください。
既読スルー状態の少年
お父さんがうるさい子供の傾向も何となく分かりました。
実際今朝のバッターのお子さんもそうですが、どうやら怒鳴られても怒鳴られてもへっちゃらなところがあります。
どうやら怒鳴られ過ぎるとそれをスルーする能力が身に着くようです。
これは子供に限ったことではありませんよね、もしかしたら会社にもいるかもしれません。
今朝の救いはお子さんが既読スルー状態だったということ。
それはそれでよい関係になっている?のかもしれませんが、いい気分ではないでしょう。
勉強しろ勉強しろというとしなくなるとか。
私にも息子がいますが、子育てなんて手探りですべてお母さん任せです。。。
こんな偉そうなことを書いていますが、私だって失敗の連続です。正解はないことは分かっています。
ただ子供がやりたい!と思ったことは無条件でやらせてあげたい気持ちは変わりません。
経済的なことがクリアできればなんだって応援しますよ。
今朝の話。
怒鳴っているお父さんコーチを見ていると悲しくなったことがひとつですが、それよりも多くの人が気持ちよく歩いたり走ったりしている朝の公園の雰囲気をぶち壊すのは止めていただきたかった。
怒鳴るのは家でやってもらいたい。
公園はあなたの家ではないのです。
その方が残念だったなぁ。