よく考えると完璧ってないよなぁ。
完全主義と言いますが誰が「完全」って決めるんでしょうね。
自分ですかね。
〇〇じゃなければならない、〇〇しなければならない、と考えること。
私も正直そういう人間だったと思います。
でもこれ、他人にとっては「いやぁ、そこまでやらなくても・・・」というレベルだったりします。
結局は自分で自分の壁を高くして越えられなくなって、いやどうにかして越えてやろうと思ってもそれに時間がかかってしまったり。
小さなことに拘ってしまったり。
もうさ、止めていいなじゃないですか?そういうの。
自分で自分の首を絞めること。それじゃあ疲れてしまいますよ。
「7割でいいから!」というお客様がいらっしゃいました。
今でもとっても尊敬しています。
完成度よりスピード。ついて行くことに必死でしたが、何よりも早く情報発信することがお客様の目的でした。
だから完成度が7割でもWebサイトを公開する。
もちろんWEBサイトのいいところは「後でも修正できること」なのでできる業かと思います。
(紙の場合は印刷してしまったら修正できませんからね・・・)
でもこの完成度よりスピードというあるお客様の考え方が私の仕事の進め方の大きく影響を与えてくれました。
提案資料を作る時、夜遅くまで色々考えて小さなことに拘るより、シンプルに時間内に作成し、考えたことはプレゼンの時に伝えればいいじゃん!という自分に対しての壁をかなり低くすることができました。低くするように心がけました。
結果は変わらないんです。。。時間を掛けても掛けなくても。
いや、精神的には時間を掛けて作った資料で臨んだプレゼンよりもシンプルなものの方が結果は良くなったかもしれません。
時間を掛けずに早めにお客さんにご案内した方が喜ばれるんですね。
その頃(3、4年前)から私はこの「7割」「ある程度不完全でも」という言葉を意識しております。
人に任せられるようになった
7割でいいじゃん!という考えになると、人に任せられるようになりました。
今までは自分がやらなければならない!と思い込んでおり、何でも自分がやってしまっていたところもあります。
勝手にいっぱいいっぱいになっていたんですね。
むしろ人を信頼して任せた方が一石二鳥も三鳥もの効果があったりします。
・自分の時間が増える(本来やるべき他の仕事ができる)
・任された人の責任感、技術力向上
・複数の目で確認できる(失敗を防ぐ)
・信頼するようになる
誰も失敗しようと仕事をする人はいません。
気をつけないといけないのは「任せる」と「放っておく」ことは違うということ。
必ず「見てるよぉ、見てるから大丈夫だよぉ」「オレ責任とるぜぇ」と匂わせること。
これがなかなか難しい。
放ってしまいますよね、ダメですよ、「君がやったんだから君の責任だ!」なんてなったら。
私は本当に精神的に楽になりました。
色々な本を読んで、多くの方とお話しして。そして色々試して。
「7割でいいじゃん!」という考え方。おすすめです!